2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
文化の日に丸亀市生涯学習センターに展示されていた作品。
「たけくらべ」見返り柳 樋口家先祖代々の墓 高校時代から一葉に惚れ込み、大学では国文科に籍を置き、一応卒業論文でも取り上げようと志していました。半世紀を経て、やっと大音寺前界隈、吉原の跡、見返り柳、一葉旧居跡、何より「一葉記念館」を初めて見…
木枯しか知らねど強風吹きすさび4メートルのダリアが折れぬ 今まさに折れとしてしては持ち堪へ 冬雲の湧きて皇帝折れんとす 雅舟
以下の事柄は、本日の准看護学院の教養国語の前置きに使ったものです。 ~紅葉と黄葉~ 現在我々が普通「紅葉」と書くところを、万葉集ではほとんど「黄葉」という表記をしている。東北のような寒冷地帯は山紅葉は紅く、大和近畿一帯は黄葉が多いとも言われ…
己がために彩るものと思はねど惜しみて余る晩秋の紅葉
11月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 幸せな思い出色にネリネ咲く 雅舟 11月24日 【花】ネリネ(ヒガンバナ科) 【花言葉】幸せな思い出 【短歌】隠しごと隠しきれない日のためにネリネの花は咲くとおもへり 鳥海昭…
母もまたこの美しき瀬戸内の伊吹の島を見たはずと思ふ 箕浦の高台に立てば大正時代母があゆみし足音聞こゆ 我が母が娘時代に勤めたる箕浦小学廃校となる 半世紀ぶりに彼女と出逢ひたりははそはの母の墓参りなり
紅葉の句作らせんとして紅葉狩 ほどよく採ってラミネートにする 今は紅葉の真っ盛りにして天に映ゆ その一枝も二枝も採る 万葉は黄葉源氏は紅葉賀色は変われど もみつ大和美 一葉の忌日の今日は紅葉してこの永遠の才媛を恋ふ 一葉は紅葉ではない 桐一葉日当…
良寛は詩歌人だが、辞世はこの俳句。谷木因「裏ちりつ表を散つ紅葉哉」をならっているとはいえ、本句は良寛のこの句には及ぶまい。変容する自然の営みの「なにげなさ」か見事に形象化されていて、古今の人の心に沁み入る名句中の名句。 ここには、我が拙劣…
11月23日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) ピラカンサ慈悲心鳥の来たりけり 雅舟 11月23日 【花】ピラカンサ(バラ科) 【花言葉】慈悲 【短歌】さんざめく小鳥の声のおさまればピラカンサの実ひとつだになき 鳥海昭子 …
265 かくの・・荷ひきしてに稲つみやま ・・松山重松氏及風
264 とそみえし祈葉羅うさす火うち灘 ・・松山鶯谷唱見
263 覚ゆらん一帆の雁塩の山 与州松山水原
~古今 紅葉を詠んだ俳句~ 色付や 豆腐に落ちて 薄紅葉 (松尾芭蕉) むら紅葉 会津商人 なつかしき (与謝蕪村) 日の暮の 背中淋しき 紅葉哉 (小林一茶) うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ (良寛) 鹿にやる 菓子の残りや 紅葉茶屋 (正岡子規) ゆく水に …
11月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 野菊より竜胆好きといふ便り 雅舟 11月22日 【花】 リンドウ(リンドウ科) 【花言葉】 正義 【短歌】凛々とリンドウは咲きいたりけり大人になろうとかの日想いき 鳥海昭子 「…
雲ひとつ亡き大空や実紫 午後の日の照らす竹垣実紫 鳥影の高みに消えし実紫 (付記) 君遠く源氏講義や実紫 雅舟 (明日は紫式部『源氏物語』第七巻「紅葉賀(もみじのが)」を講義の予定です)
11月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 万葉の百代草とは野菊です 雅舟 【花】 リュウノウギク(キク科) 【花言葉】 無常の美 【短歌】 山道をにぎやかに行く少女らはリュウノウギクを帽子に挿せり 鳥海昭子 山道で挨拶…
262 ほとゝぎす娑婆のたいきのとものため 丁軒
261 松煙やたばこの寝覚火うち灘 大和国吉野上市・・遥山
260 琴引山まで はなされて琴を枕の山路かな 大和国吉野郡上市之住 安実
『万葉集』 モミジ(ほとんど黄葉)の歌 2190: 我が門の浅茅色づく吉隠の浪柴の野の黄葉散るらし 2194: 雁がねの来鳴きしなへに韓衣龍田の山はもみちそめたり 2195: 雁がねの声聞くなへに明日よりは春日の山はもみちそめなむ 2196: しぐれの雨間なくし降れば…
近年とみに松枯れが目立つようになった。名松もどんどん枯れてゆく。
11月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) よき家庭築く夢野の岩蓮華 雅舟 11月20日 【花】イワレンゲ(ベンケイソウ科) 【花言葉】よき家庭を築く 【短歌】イワレンゲのはな見に来よという人を訪ねく日の空の高さよ 鳥…
モミジ 1800000円(売約済)
11月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 聡明と言われず生きて実紫 雅舟 【花】ムラサキシキブ(クマツヅラ科) 【花言葉】 聡明 【短歌】むらさきの清かなる実の雨にぬれムラサキシキブも山ゆく人も 鳥海昭子 ムラサキシ…
第七帖 [紅葉賀]冒頭部分 世間は朱雀院で開かれる紅葉賀に向けての準備でかまびすしい。桐壺帝は最愛の藤壺が懐妊した喜びに酔いしれ、一の院の五十歳の誕生日の式典という慶事をより盛大なものにしようという意向を示しているため、臣下たちも舞楽の準備で…
11月18日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌 (拙句) 人知れず端正に咲くいじらしさ 雅舟 11月18日 【花】ウメバチソウ(ユキノシタ科) 【花言葉】 いじらしい 【短歌】けんめいに今年も其処に咲いているウメバチソウよけなげな花よ 鳥海昭子 花が梅…