2017-12-06から1日間の記事一覧

小品「西行、白峯へ」

西行、白峯へ 前日まで吹き荒れた風はなぎ、瀬戸は鏡のように穏やかに波静かで、小春日和の温かさです。怒濤を乗り越えて讃岐へ渡ると言えば、この場にふさわしいのでしょうが、海人小舟はゆるるかに流れていくのです。沖に出ると潮の流れで左右に揺れなが…

鹿持雅澄の歌を色紙化

(万葉学者土佐人鹿持雅澄の歌を万葉画家剣持雅澄が逐次色紙に描いていきます)

西行芭蕉を慕う10首

西行芭蕉を慕う 10首 漂泊の歌人俳人代表す西行芭蕉慕ひ来たれり もののふの系譜を断ちて歌道俳道その奥極め尽くさんとせし 不毛なる物欲利欲捨て去って文学美学に遊びし人よ 愚劣なる政争よそに人間の至純を求め道究めたり 物質と現象の虚仮知る故に心の平…

平成万葉歌仙(十七)「日の本に」の巻

平成万葉歌仙(十七)「日の本に」の巻 両吟 宣長 不遜(捌) 満尾 平成二十一年三月八日 本歌 神奈備の岩瀬の社(もり)の呼子鳥いたくな鳴きそ我が恋増さる (巻8ー1419・鏡王女) 発句 日の本に響(とよ)もして鳴け呼子鳥 宣長 春 脇 下野は雪春の野に雪 …

年の暮れ 6句

日溜りにコスモス残る年の暮 雅舟 銀杏に寄り添ふ気には慣れず居る 雅舟 高みより人の品性診るダリア 雅舟 旅に病で夢は枯野を駆け廻る(芭蕉辞世)を踏まえた句

見惚れる冬満月

柿の枝越しに見惚れる神無月

俳諧の冬道

芭蕉晩年冬の句

有明月

12月6日花と花言葉・歌句

12月6日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句〉芳香で迎えて刺すか花柊 雅舟 【花】ヒイラギ(モクセイ科) 【花言葉】用心 歓迎 【短歌】黙然と少年が立ちヒイラギの葉をくるくると回していたり 鳥海昭子 中指と親指でヒイラギの葉…