夫の叔父戦死したのをその妻は 亡き姑の真似して供華を絶やさず 墓地に花上げに来た人に遇ひにけり 血のつながりのなき人のため 一月に二回は供華に来ると言ふ 心がけよき老婦人なり 軍人墓地普段に参る人少なし この女人供華欠かさずと言ふ
太平洋戦争後、無実の罪を着て南洋に戦犯で処刑された父の無念を刻んだ遺児の墓碑
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