2020-06-26から1日間の記事一覧

没落の豊浜軍人墓地

この無残を誰が許したのか。

他家の花盗撮

散策の道筋にある他家の花そっと撮っても盗撮ですか

六男(末っ子)の戦死墓

末っ子義久は沖縄輸送船で台湾沖バシー海峡で戦死。老母は「義久はサメに食われた」と嘆いた。出征するとき、独身だった彼は甥(六歳の僕)と一緒の写真を撮って残している。その軍人墓地も次々と持ち去られ、荒廃して目も当てられない惨状である。

特攻の夫を偲ぶ歌集『しらうめ』石川ふさ江著

特攻の夫を偲ぶ歌十首 わが赤き糸手繰られて見合ひせし一宮の浜辺松風の響る 胸のうちを明かせぬ命を帯びてゐむ夫に常のごとくかしづく 幼子と夫の愛刀を胸に抱きグラマン機の下逃げまどひたり 旋回の機より落とせし通信筒よ夫がこの世に遺したる声 夫の骨を…