2020-09-11から1日間の記事一覧

「~三昧」四字造語(10 首歌)

本の虫と呼ばれて幾年幾十年【読書三昧】形崩さず 書画骨董儲ける仕事忘れ果て【風流三昧】妻も忘れて 科学という現代人間支えたる実業忘れ【文学三昧】 他宗教邪教と決めつけ妄信すあらゆる宗教【信仰三昧】 大東京その他もろもろ都会には群集心理【都会三…

露の世は露の世ながらさりながら(一茶)

二歳の娘さとに死なれた時、一茶はよよと泣き崩れて詠んだ。 露の世は露の世ながらさりながら 一茶

奥つ城はかくありたし

抜き足 差し足 忍び足

コロナ禍 俚諺 (10首歌)

三密を避けよと言われ続けたりさればこそ【君子危うきに近寄らず】とか 触らない触れない距離を保てとか隠密曰く【触らぬ神に祟りなし】とか 見知らない人と話すは禁物です【袖触れ合うも他生の縁】でも 引き籠り【言わぬが花】です緘口です【沈黙は黄金】と…

漣(さざなみ)に待つ鷺

生きるため餌の魚待つ鷺親子 暢気に過ごす我とは違う

葛の花

葛の花 踏みしだかれて 色あたらし この山道を ゆきし人あり 釈 超空

わが心の海鳥たちよ

去っていったものたちよ、まがまがしい世界の過誤と禍根と不遇を忘れて、 吸い込まれてゆく、この海山の風景、鳥たちを見守るのは至福の時である。