2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

淋しい時は花屋へ

六時四国夏至夕日

日食を撮り外したる夏至夕陽 雅舟 2020 /6/ 21 / 1800

芭蕉庵に隠棲

蕉風を伝えんとしてままならず ただひたすらに忍従の日々 辞世の句毎日吐いて 人知れず後世人に命を尽くす ささやかな輝く命 野の果てに紙碑に詠みなし永久に伝えん 剣持雅澄

幽玄の美「伊勢撫子」発見

灼熱の恋より繊細幽玄の静かに潜む老いらくの恋

見えないコロナに怯えないで、日食コロナに同化せむ

コロナ禍に怯える小我脱却し コロナこぼれる大我太陽へ

夕焼けに言葉を失う。

教えてください、川辺に紅小花。

その名知らず夕暮れ川辺に夏小萩

カニに威嚇される!

挟まれたら大変!蟹も身構えて夕暮れの小径に現れ出る。

蛾に生まれ沈思黙考

蛾に生まれ沈思黙考出しゃぱらず 雅人薄明

花槐(エンジュ)

潮待ちのまた風待ちの花槐 富岡計次 花槐 隗より始めよと言われても 雅舟

浜豌豆一句

はらはらと浜豌豆に雨来る 高浜虚子 浜豌豆見つかればあなた迎えにゆく 雅舟

白雲頂く三豊富士山

世間では天空の鳥居と言ふめれど遠目に見れば三豊富士山

戦後75年「昭和の総括は令和二年」

ひそかに着々と郷土の足元を点検している。ここで公表する何物もない。

現代十戒

他の生き物殺さず生きる物なきに不殺生とは自家撞着なり とうとう読むはずなのにちゅうとうと読むことになる不偸盗かな 淫らなる行為やいかに不淫せず性なる生き物生きられますか いい加減なことを書くなる小説家不妄語とは縁なき衆生 今度からもう飲むまい…

女性にも戦死者の墓碑

女性にも戦死者があり花紫陽花 雅人

コロナ禍とは無縁なる夏花かな

夏だけの命なれども己が命

咲き始めた凌霄花(ノウゼンカ)

己が影火の旗となれ凌霄花 石 寒太

芭蕉の実に向日葵たじたじ

場所ゅうに 芭蕉の実にたじたじとなる姫向日葵 見せつける失礼許せ向日葵さん

ハマゴウとハマボウフウ

ハマゴウ↑ ハマボウフ↓ 今同居して風薫る

夏水仙

独り来て夏水仙の香にむせぶ 雅舟

芭蕉庵に昨夜沓手鳥来鳴く

遅れ馳せながらようやく霍公鳥(ほととぎす) かの新浜に聞きし忍び音

梯梧の花

沖縄のデイゴ飛び火して我が家にも

スイレン、咲きました。

睡蓮の葉にここまでといふ高さ 今富節子 睡蓮の開花の刻の水しなふ きくちつねこ

オリーブも海もあれども

島恋しオリーブも海もここにあれど

助けられない命はない

明けない夜がないように、助けられない命はないと涙は流さず必死に今日も頑張ります。

瀬戸内海燧灘の夕空

自然美に人為すわざは叶わざる 瀬戸夕景に陶然として

讃岐野に田植えせし水田風景

手植えせし昔のことが思われる 今は難なく田植えする風景

大平総理の母校観一の玄関に

大平総理の母校観一の玄関に 一言重く 百金軽し

魅せられて(十首)

欲望の塊みたいな人多しあなたはなぜか女神と思ふ 魔女かとも見える時あれどつくづくと見惚れて居れば聖なる性もつ 花の性持って生まれし君なればさらり醜さ脱ぎ捨ててをり 肉欲に走る俗人多けれどあなたは違ふどこかが違ふ 色域を越えて霊妙不可思議の神の…

瀬戸内にコロナ無縁

瀬戸内にコロナ無縁や風涼し