【愛】の種々相(10首歌) 【愛嬌】はふるまう心【愛敬】は人を気高く尊ぶ心 【愛顧】とは商売心【愛護】とは自然文化に帰依する心 【愛児】には【愛国心】と言うほどの【他愛】はあらず たわいないもの 【愛執】を打ち払えるほどゆとりあれば 真の愛と言うに…

昭和34年の歌会始の「題」は令和4年と同じ「窓」であった。あれから63年も経つのだから同じでもいいのだろう。それにしても、その時の入選歌「紙切れを窓にはさみて帰りたり会わずに行くはかなしと書いて」の感動的な歌があった。なんとおくゆかしい歌だろう…

１２月２４日 誕生日の全国３５万人の皆さん、おめでとうございます （拙句）仙人掌や聖夜は美景の直中に 雅舟 【花】シャコバサボテン(サボテン科) 【花言葉】美しい眺め【短歌】 蕾そろうシャコバサボテンの鉢を置く聖夜にありて想う人あり クリスマスイブ…

仄かに収束見え来し昨今

１２月２３日 誕生日の全国３５万人の皆さん、おめでとうございます （拙句） 柚子の花実となり湯船の主となる 雅舟【花】ユズ(ミカン科) 【花言葉】健康美 【短歌】さわやかな香り立ちたるユズの湯に幼き子らの湯を飛ばしいき 冬至の前後にゆず湯に入る習慣…

明日よりは昼間が長くなりゆくを何か親しく語りかけたり

戦時中前途有為の若者を見殺しにしたのは何者なるか 逸早く日本の未来予見し名詩「勾配」作りし若者 その人は森川義信二十五歳ビルマ戦にて山中に斃れし 親友の鮎川信夫が義信を悼みて鎮魂歌を手向けし 高校の現代文の教科書に採用された友情もあり 義信は竹…

砂浜に「己の如く、人を愛せよ」と砂文字を書くのがならわしに 塵芥打ち上げられてそのままで大平総理が嘆いていますよ

大平総理は「永遠の今」に生きているのか、昭和55年6月12日逝去と刻んでいない。

１２月２２日 誕生日の全国３５万人の皆さん、おめでとうございます （拙句） 誰彼もなく祝福すポインセチア 雅舟 【花】 ポンンセチア(トウダイグサ科) 【花言葉】 博愛 祝福 【短歌】ポインセチアの赤より赤い服を着て花屋の少女の笑顔よろしき 鳥海昭子 …

観音寺寺市立図書館が今年も歳末に拙書【令月風和】を掲げてくれました。 「令き月、風和か」にはなり難い現状、本来の〘令和〗を取り戻したいものです。 歳末年始に当たり、令和の元号がここから採られていることをご確認ください。

山は暮れ野は黄昏れの芒かな 蕪村

愛とは、心の傾斜にほかならぬと誰が言ったのか。その傾斜に立っているのは、自然を、人を、愛することにおいて過剰であり過ぎた青年の姿であった。現実の傾斜、時代の傾斜は、遥かな地平とはげしく交叉し、青春の苦闘は空しく非運のうちに終りを告げようと…

水上特攻マルレ他戦没者の鎮魂【留魂像】には犠牲者250柱の名籍が納められている。 香川県観音寺市豊浜町姫浜一の宮神社周辺

１２月２１日 誕生日の全国３５万人の皆さん、おめでとうございます （拙句） 重厚に裸身を曝す欅かな 雅舟 【花】ケヤキ(ニレ科) 【花言葉】重厚【短歌】村を守る藁の大蛇をからませて天にそびゆる欅の大樹 鳥海昭子 ふるさとの村の入口にケヤキの大樹がそ…

追い詰められ【自家撞着】に気づきたり【自己韜晦】に及んでしまう 【自家薬籠】中の物とて謹まず【自己顕示】欲表に出たり 【自給自足】自力で型取り【自作自演】わが限界をものともせずに 【自画自賛】自戒はすれど役不足【自業自得】しどろもどろに まこ…

密閉・密集・密接が三密として禁じられ密着・密談・濃密どうなのですか 密告・密行・密殺は皆違反です密葬・家族葬今普通になりました 蜜雲はなかなかに佳いものそれほどの意味もなけれど密画にしたい 密教は空海様の宗教か密儀は深く蔵して顕教に対抗 密約…

１２月２０日 誕生日の全国３５万人の皆さん、おめでとうございます （拙句)復活は父母にありたき アロエ忌に 雅舟 【花】 アロエ(ユリ科) 【花言葉】 復活【短歌】草のいのちアロエの力医者いらず母は呪文の如くに言いき 鳥海昭子 アロエは昔から「医者いら…

昭和20年3月18日、米軍数十機【グラマン戦闘機】が観音寺(柞田)飛行場が狙い撃ちされました。その時の映像が発見され、この間の12月9 日夕方のOHK(テレビ岡山)で報道されました。ご覧になろうと思えば、〔テレビ岡山〕及び〔観音寺飛行場〕のキーワード二つ…

鮎川信夫の友人森川義信に捧げた挽歌「死んだ男」ぞ 詩碑のある屋敷の木々は伐られたりこれも時代の趨勢なるか 枯葉など散乱するよりさっぱりとしている方がいいのでしょうか

レモン哀歌 高村光太郎 そんなにもあなたはレモンを待つてゐたかなしく白くあかるい死の床で私の手からとつた一つのレモンをあなたのきれいな歯ががりりと噛んだトパアズいろの香気が立つその数滴の天のものなるレモンの汁はぱつとあなたの意識を正常にした…

「ゆらゆら」と男と女のゆれる心由紀さおりさま「ゆらりゆらゆら」 沖縄のさとうきび畑は「ざわわざわわ」戦死した父を遺児が探す歌 「さんさん」と太陽の陽射し射す日向「とろりとろとろ」とろける光 「しんしん」と更けゆく夜は母さんの夜なべしごとか雪降…

１２月１９日 誕生日の全国３５万人の皆さん、おめでとうございます （拙句）はにかみのかんばせそれはシクラメン 雅舟 【花】 シクラメン(サクラソウ科) 【花言葉】 内気なはにかみ 理解【短歌】迷わずに真紅をえらぶシクラメン師走の今日の充実として 赤、…

【誠】＝①嘘や偽りでない、本当のこと。②真心、誠意。 誠は天の道なり、之を誠にするは人の道なり。『礼記』『中庸』 ＝誠こそ天理の本然であり、これを自らのものにするのが人の道である。 誠は天の道なり、誠を思うは人の道なり。『孟子』 誠は道の親〔浄…

流離(さすらひ)の果て行き倒れ寒渚 雅舟

今朝の「カムカムエバリボディ」でロバートさんが気に入った日本語 木洩れ日＝枝葉の間から洩れてくる日光(広辞苑) 木漏れ日＝樹木の枝葉の間から洩れてくる日ざし(現代国語例解辞典) 木漏(れ)日＝木の葉の間から差し込んで来る日光(新明解国語辞典) 木漏れ…