2022-01-11から1日間の記事一覧

永井隆著『この子を残して』より

ー大きくなったものだ。もう学校へゆくようになった。あの日、まだ五つだった。近所の子供に「うちのお母さんも死んだんだよ」と自慢していたが。何も知らなかったこの子が、もう字を習うようになる。あの日着ていたもんぺもいまは膝までしかない。しかもす…

寒雷

寒雷や我が巨樹に墜ち身の撓ふ 雅舟 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 楸邨 雪を待つ上戸の顔や稲光 芭蕉

『原爆の子』①②③

原爆の子 ①もともとは、長田新の編集により刊行された原爆体験記(作文集)。副題「少年少女のうったえ」 ②それをもとに、新藤兼人監督により制作された日本の映画作品。昭和27年公開。 ③それから転じて、より全般的に広島原爆・長崎原爆を体験した子供たちを…

昭和の【碑】との対話(10 首歌)

【八紘一宇】知る人ぞ知る戦時中侵略と知らず海外進出 世界中四方八方一つの屋根の下と嘯き【聖戦】と美化 【大東亜】侵略からの解放と正当化して【皇紀】年号 【紀元二千六百年】軍国少年日の丸の旗振った日を忘れはしない 【国威発揚】【護国神社】の石柱…

1月11日誕生日の花と花言葉歌句

1月11日 本日誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 幸福が飛んでくるとふ胡蝶蘭 雅舟 【花】 コチョウラン(ラン科) 【花言葉】 幸福が飛んでくる【短歌】 真っ白な花を連ねる胡蝶蘭鏡びらきの今日を浄める 鳥海昭子 1月11日…