2022-02-19から1日間の記事一覧

十人十色(十首歌)

文字通り紫という女人あり理想の女性紫の上 日陰なる野菊の如き君なりき半世紀過ぎ二度と逢わざる はなやかな向日葵の君持てすぎて急転直下滝壺に落つ 完璧に技能身に付け理想的女にならんと崩壊したり 平凡な女でいいと何処へか姿を消して音沙汰はなし 鳶が…

『万葉集』雪中の梅花

角朝臣廣辨ひろべが雪のうちの梅の歌一首 1641 沫雪に降らえて咲ける梅の花君がり遣らばよそへてむかも 安倍朝臣奥道おきみちが雪の歌一首 1642 たな霧ぎらひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが代しろにそへてだに見む 三野連石守いそもりが梅の歌一首 1644 引き攀…

問題をはらむ【孤】の歌(10首歌)

李白の詩【孤蓬万里を征く】と詠み友人見送る哀しい別れ 『三国志』諸葛孔明居てくれるのは水魚の如しと劉備(孤)は喜ぶ 独学で友無き人は【孤陋】にて視野が狭くて小折れがしない 人は皆【孤独】であると開き直り【孤高】であるのはいかがなものか 誰からも…

三枝(さきくさ)の花とは?

万葉植物。三枝(さきくさ)=幸草(サキクサ)」の音韻変化。「さち・さいわい」を表す「幸」の読み 三枝は枕詞としても使われ「三つ」「中」などの言葉にかかる。三枝は縁起の良い植物。 現在何を指すかは諸説ある。①三椏 ②沈丁花 ③福寿草 ④山百合 歌人〖…

万葉春の花三首

春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ娘子 あをによし寧楽の京師は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり もののふの八十娘子らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花

これは何?

ほよ=寄生木(ヤドリギ) あしひきの山の木末(こぬれ)の寄生(ほよ)取りて挿頭(かざ)しつらくは千年(ちとせ)寿(ほ)きくとそ 大伴家持『万葉集』巻十八・四一三六

小学生、早春の俳句

野道ゆくぼくのまえには春がある うめの花来る日来る日に多くなる チューリップコップにしたらどうだろう 人間もふとんもほすよやねの上 猫がパンどろぼうしても春の風 春嵐集団登校めちゃくちゃに 遠足や延期になると晴れる空 ほっとりと桃の花弁や田中ゆく…

2月19日誕生日の花と花言葉歌句

2月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)アネモネを父のポッケにささげたり 佳舟 ] 【花】アネモネ(キンポウゲ科) 【花言葉】信じて従う 【短歌】信じ合う美しさありアネモネの色とりどりに咲きそろいたり 色とりどりのア…