2022-02-28から1日間の記事一覧

開き直り人生(10首歌)

笛吹けども踊らずなどと不満持たず後は野となれ山となれとよ 今更にじたばたしても始まらない人事を尽して天命を待つ 運を天に任せて煩わず天賦を待てば棚から牡丹餅 捨てる神あれば拾う神ある寝せる神あれば起こす神あり 目の前の浮沈にこだわること勿れ万…

農村少年俳句

昭和58年頃小学校高学年学童 農村少年俳句

稲畑汀子さん逝く

只今、稲畑汀子さん九十歳で逝く訃報に接しました。 『ホトトギス』小学生の部で特にお世話になりました。 ご冥福をお祈りいたします。 『ホトトギス』小学生の部入選句 柞田少学校5年 佳舟 秋とかげ体に似あわぬ大きな手 手ぶくろもにげ出しそうな寒さかな …

【令】に関する10首歌

【令和】初期何があったか後世はどんな時代と伝えられるか 元号の候補に昔【令和】あり消えてなくなり今頃復活 【令=うるわしき】【和=大和の国】と読み説くも自由 聞こえよき【令嬢】【令息】【令夫人】麗しい意の令と説かれし よい評判すぐれた誉れ【令…

紅梅歌五首

わが宿の八重の紅梅咲きにけり知るも知らぬもなべて訪はなん 源実朝 くれなゐの梅のふふめる下かげにわれの一世の老に入るなり 斎藤茂吉 紅梅の今年も咲きて生まれざりしわが娘子と逢ひたるごとし 川浪磐根 伴へる真乙女の頬映ゆるばかりくれなゐの梅燃えさ…

早春の野に遊ぶ

【凡】の10首歌

何事もなく年月が過ぎてゆく【平凡】に生きることの幸せ 才能もなく【凡俗】に生きていてある時翻然と悟ることありや 『非凡なる凡人』という含みある国木田独歩の短編がある 面前で【凡作】という捨て台詞もらされた人の発奮ありや 煩悩にとらわれ迷う衆生…

2月28日誕生日の花と花言葉歌句

2月28日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)身の潔白より無意識にただ無邪気 雅舟 【花】フリージア(アヤメ科) 【花言葉】無邪気 潔白 【短歌】真黄色のフリージア抱え帰宅せし少年の如きありし日の夫 夫が黄色な花束を抱えて帰…