2022-03-01から1日間の記事一覧

「弥生」の語源

弥生(ヤヨイ)=「いやおひ」の変化したものか ①草木弥生月(クサキイヤオヒツキ)草木がいよいよ花葉を生じる意 ②漸々成長(ヤヤオヒ)の約 漸生月(ヤヤオヒヅキ)の義 ③桜梅(ヤウバイ)の転か 柳糸引(ヤナイトヒキ)の転か ※弥生三月として親しまれる。陰暦三月。…

希望を失った者は若者でない。

三木清の『人生論ノート』にある「希望について」を学習した後、色紙に「希望を失った者は若者でない」と毛筆で書いて教室の本棚の上に置いて帰った。次の時間行ってみると、正面の黒板の上に掲げてくれていた。いい気分になった。それで、隣の組では「希望…

春は動詞である。

春は【張る】草木の芽が〔張り〕出すからに春という季節となった 内から〔張り〕つめていくから春はやはり〔張り〕切る心持ちなのだ 〔張り〕合いがある日常を過ごしたい何もなくても〔張り〕つめた心で 「青年の主張」はあれど「老年の主張」は老いの繰り言…

『万葉集』の鳥の歌

鳰鳥の潜く池水こころあらば君にわが恋ふるこころ示さね 大伴家持 葦辺行く鴨の羽がひに霜降りて寒き夕べは大和しおもほゆ 志貴皇子 名にしおはばいざ言とはむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと 在原業平 おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな 松尾芭蕉

~児~(10首歌)

【豚児】とは我が子の謙遜辞にしてもいくらなんでも口に出せない 【嬰児】とはみどりごちのみご【乳児】なりあかちゃんあかんぼetc 【幼児】保育施設整うはずにして入園困難待ち人多し 【児童】憲章に守られている小学生六年間に伸び盛んなり 【孤児】と【遺…

清貧に甘んず(四字熟語)

鳥たちが【一飲一啄】欲張らず生きるごとく人も生きたし 【粗衣粗食】【一汁一菜】命繋ぐが精一杯の暮らし 清貧に甘んじ学問 命つなぐ僅かな飲食【一箪一瓢】 落ちぶれて【零丁孤苦】で身寄りなくそれでも耐えて生き延びている いかんともなし難くして【困苦…

万葉の春の花歌

巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつしのはな巨勢の春野を 春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ少女(をとめ) み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直に逢はぬかも もののふの八十少女らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花

【哀しい哉】10首歌

我が事に及べば命第一に故郷を捨てる哀しい哉や 核兵器ちらつかせいる愚劣者ある令和の今の哀しい哉や 唯一の被爆国なる日本の声を挙げねば哀しい哉や 日ソ不可侵条約破棄し侵攻せし悪夢甦る哀しい哉や 非武装の一般人も巻き添えに悪事戦争の哀しい哉や 我が…

3月1日誕生日の花と花言葉歌句

3月1日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)母子草その傍の優しき父 雅舟 【花】ハハコグサ(キク科) 【花言葉】 いつも思う優しい人 【短歌】母子草その名教えし一瞬の母のない子の表情を忘れず 鳥海昭子 養護施設に預けられた…