2022-04-05から1日間の記事一覧
『万葉集』花を詠んだ歌十首 紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻故にあれ恋ひめやも(巻一―二一)大海人皇子 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はむ巨勢の春野を(巻一―五四)坂門人足 山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく(巻二―一五八)高…
劫初より造り営む殿堂にわれも黄金の釘一つ打つ 与謝野晶子 晶子くらいの人にならねば謙虚なることを言えない 恥ずかし過ぎて 自らの仕事に誇り持ちていて 精進努力こよなく大事 成果など二の次にして自己努力積み重ね居る境地尊し 倨傲なる人は論外臆せずに…
曙や庭梅の匂ふ家の前 靑木月斗 廃園に小梅ばかりの花盛り 剣持雅舟
行き過ぎてなほ連翹の花明り 中村汀女『花影』