#俳句、川柳
令和の虻よ你好々
芭蕉庵前に花合歓咲き初むる 雅舟(今芭蕉)
旅人と我が名呼ばれむ初しぐれ 芭蕉 剣持屋敷芭蕉庵
昭和21年5月 満洲より父の遺骨帰ってきたとき 母子四人泣き崩れし
豹紋蝶 逃げる寸前 撮らえたり 雅舟
宙吊りの楠の一葉の揺れるまま 雅澄
平成に変わらぬ令和水田風景
見つけたり 消え入りそうな 糸蜻蛉
早苗とる手もとや昔しのぶ摺 はせを
オリーブの今年の花に去年の実
この紅花何の命の返り咲き
古義軒に祝いの蜂の飛び来たる 雅人
咲き初めし紫陽花寺の夏遍路 雅子
枇杷熟れて満洲娘嫁ぎ来し 雅人
今朝の放吟駄句の紙碑
浮気しないでと言われたあの日あの娘 覗き見をしないで 私だけ見ていてください
空中キス 歌句詠まぬ人遁れ来て 雅舟
風光る令和の花月 秋桜 雅澄