万葉集関連
平成万葉歌仙三十三「橘や」(花づくし)の巻(満尾)橘は実さへ花さへその葉さへ枝(え)に霜降れどいや常葉(とこは)の木 聖武天皇(巻6-1009)発句 橘や雪花咲けど常葉の木 宣長 冬脇 朝明け映ゆる枯れ菊の野辺 不遜 冬第三 顔(かんばせ)のその含咲(した…
巻6~942 かにはまき 作れる舟に かにわを巻いて 造った舟に 万葉仮名で「櫻皮」と書かれていて、文字通り「桜の皮」である。その桜は「ウワミズザクラ」 カニハ→カンバ(樺)の説も有力である。 ま楫ぬき 吾がこぎ来れば 櫂を通して 私が漕いで来ると 淡路…
桜皮 『万葉集』巻六 942 山部赤人 味さはふ 妹し目離(か)れて 敷栲(しきたへ)の 枕も纏(ま)かず 桜皮(さくら)纏(ま)き 作れる舟に 真梶(まかぢ)貫(ぬ)き 吾が榜(こ)ぎ来れば 淡路の 野島(のしま)も過ぎし 印南(いなみ)嬬(つま) 辛荷(からに)の島し 島し際(…
(拙歌) 鴫のいる渚に鴨の現れて景色調ふ讃岐野の末 春まけてもの悲しきにさ夜ふけて羽振き鳴く鴫誰が田にか棲む (巻19-4141 大伴家持) 2720: 水鳥の鴨の棲む池の下樋なみいぶせき君を今日見つるかも 2806 我妹子に恋ふれにかあらむ沖に棲む鴨の浮寝の…
大体が万葉集の歌を載せ自分のことはほとんど書かぬ
(万葉学者土佐人鹿持雅澄の歌を万葉画家剣持雅澄が逐次色紙に描いていきます)
聖武天皇崩御の時献花し、畏れ多く奉ったもので一般には親しむことを憚ったという。 飛鳥なら時代に菊はまだ大陸から渡来していなかったというのが一般の説)
~紅葉と黄葉~ 現在我々が普通「紅葉」と書くところを、万葉集ではほとんど「黄葉」という表記をしている。東北のような寒冷地帯は山紅葉は紅く、大和近畿一帯は黄葉が多いとも言われるが、それも断言はできまい。楓・桜・櫨など大方は雑木紅葉というのが自…
平成万葉歌仙(十三)「凍鶴の」の巻 両吟 宣長 不遜(捌) 奈呉の海に潮のはや干ばあさりしに出でむと鶴は今ぞ鳴くなる 田辺 福麻呂 (巻18-4034) 発句 凍鶴の声喨々と響きけり 宣長 冬 脇 影も冴やかに奈呉の白波 不遜 冬 第三 幾山河道なき道を越えゆきて …
平成万葉歌仙三十二「川の上(へ)の」の巻~ナウ五 クリップ追加 2009/12/25(金) 午後 5:46 ブログ連句09年版 誕生日 0 [1大伴家持→2山上憶良→3柿本人麻呂→4東歌→5挽歌(※有間皇子)→6山部赤人7志貴皇子→8大伴旅人→9高市黒人→10額田王→11高橋虫麻呂→12橘…
『万葉集』巻2・925 山部赤人 吉野で詠まれた歌であっても、現今どこでも実感できる秀歌
六首とも名歌として周知のものを万葉仮名で書いてみました。
万葉の旅は、瀬戸内海の鞆の浦(広島県福山市)へ 今は亡き犬養孝先生の解説と朗唱 大宰府に赴任する往路では妻と共に見たむろの木は元のままで永遠なのに、帰路の今、妻は死んで、自分独りこの大木を見ていると、ただ哀しくてしかたがない。 むろの木(ネズ、…
本日NHK短歌に登場 大伴家持は越中高岡に国守として赴任、富山から日本海を望んだと想定して 今、「深く感じる力」が大切と言われる。(あえて感傷力←普通の鑑賞力)
香川県三豊市詫間町「粟島]の発音について 粟島は、瀬戸内海塩飽諸島の西端に位置する。この島を、香川県に赴任した県外出身のアナウンサーの大方は、「アワシマ」の「ワ」を高く発音する。このように地元固有発音と違った発音をされると、粟島という気がし…
『万葉集』では「笑」の表記は一首もありません。19首全て「咲」です。 「ゑみ」「ゑまひ」と読み仮名がつけられます。 『万葉集』巻12ー2900 吾妹子之 咲(ヱマヒ)眉引 悲喜越えて笑みこそすべて去年今年 雅舟 この賀状全国の皆さんに贈る準備中
『万葉集』は原典を万葉仮名で読み取るべきである。明日はこの歌を読む。 西本願寺本をテキストに、それを臨書してから訓む。
明日の万葉教室では、賀状に「好きな万葉歌」をテーマにして、 恒例の【万葉賀歌】を再学習します。「みとよ万葉」の会員は現在44名です。
【みとよ万葉講座】講義録 平成16年1月~平成23年11月 平成16年~23年まで毎月第3日曜9時30分~11時30分 観音寺働く婦人の家で万葉集の講義を続けた。その講義録を 本日(平成23年11月13日)提出してもらい、8年間の記録をまとめた。 (6年間中略)