筆海帳解読1
三百十五 一夜庵 ・秋の・・家の朧月 白羽
三百十四 世の夢のかり寝や花の一夜庵 五明
三百十三 宗鑑の旧跡に墨痕を開く 行はるの・見付たり一夜庵 茂
三百十二 やまさきも一夜の夢そ筈の花 勉・
三百十一 ころひ寝もやす・月や一夜庵 ・・
三百十 一夜庵を尋ね・りて 一夜なれ・も朧や三日の月 下総 素流
三百九 山磯の匂ひの華や一夜庵 亀舟
三百八 俤やかハらて庵のかきつはた 温・ 故・・中
三百七 一夜庵に望らく 下闇や庵中手・き水の音 亀城東部・・・・
三百六 古人の言の葉に たよりて予が身のよをりはへれ 永き夜や我はその下の草枕 有・
三百五 舎りても一夜は寝まし・・
三百四 ・の香も数々高し一夜庵 友時堂哲全
三百三 下の客を寝さぬ庵の水鶏かな 南陵
三百二 月は朧ふけ行まゝの一夜庵 浮川
三百一 薄ちる下にはゆるせ一夜庵 ・十
三百 下の客を寝さぬ庵の水鶏かな 南陵
二百九十九 月は朧ふけ行まゝの一夜庵 浮川
二百九十八 薄ちる下にはゆるせ一夜庵 ・十
二百九十七 来て泊・・・・鴫・・・・・・ ・・
二百九十六 手を・て月程重し一夜庵 陶々
二百九十五 風涼し蝉飛びぬけし一夜庵 野風呂
二百九十四 嬉しさは眼鏡もいらぬ月見かな ・・
二百九十三 春の波残し去りたる砂絵かな 虚子
二百九十二 手鞠・順ひ・ふ子の日向哉 素石
二百九十一 献句 杖曳て像拝まばや宗鑑忌 其石
二百九十 掃きいだす春の埃や深庵 梅・
二百八十九 ・気湧くおくは蝉声一夜庵 ・水
二百八十八 神送りきのふしてけふ法師の忌 坐石
二百八十七 稔香 宗鑑忌あの世へ届け巻開箋
二百八十六 朝涼や物一つなき一夜庵