【蓬莱飾り】
関西で、新年の祝儀の飾り物の一つ。三方の盤の上に白米を盛り、熨斗鮑・搗ち栗・昆布・馬尾藻・橙・海老などを飾ったもの。江戸では食い積みと呼んだ。
関西で、新年の祝儀の飾り物の一つ。三方の盤の上に白米を盛り、熨斗鮑・搗ち栗・昆布・馬尾藻・橙・海老などを飾ったもの。江戸では食い積みと呼んだ。
蓬莱に聞かばや伊勢の初だより 芭蕉『炭俵』元禄7年
(訳1)蓬莱飾りの前で伊勢からの初便りを聞きたいものだ。
(「ばや」=願望) これが一般的解釈。
(訳2)蓬莱飾りを眺めるならば伊勢からの初便りが聞こえてくるようだ。
(「ばや」=仮定+疑問)
(注)発句として、謎をかけ、その謎を解いているとみる
(訳2)蓬莱飾りを眺めるならば伊勢からの初便りが聞こえてくるようだ。
(「ばや」=仮定+疑問)
(注)発句として、謎をかけ、その謎を解いているとみる
この解釈も成り立つ。