2018-01-26 ちと用ありてあの世へ 宗鑑と一夜庵 #伝記、自伝 宗鑑はどちへと人の問ふあらばちと用ありてあの世へと言へ 俳祖・山崎宗鑑の辞世の歌と語り伝えられている。 風狂と反骨に生きた宗鑑らしいすっとぼけた味にあふれている。 暗い諦観や悟りじみた辞世が多い中で、諧謔に満ちて明るい歌に仕立てられている。 『古今夷曲集』ノ詞書には、背にできた腫物の「瘍」で死んだとある。 用事の「用」に掛けている。