ある日ふと品性という言浮かび想いの丈を吐露してみたり
品性の卑しき同僚多かりき飲めば本性丸出しにして
大方の男は飲めば本能の赴くままに野卑に陥り
本心を知れば知るほどおぞましき心の暗部分かりて悲しかり
もう二度と酒の場などに行きたくなしお高く止まると言われてもよし
酒飲めば愉快になれる人もありその天性を見倣うべしとも
酒の場を借りねば本性出さぬとはなんと器の小さく憐れ
自分より人を大事と思うなり尽くせぬ日には日記に罰点
思いやりなき日々過ごし人生の日暮れに少し輝きてみむ
墓碑銘に何を刻まむ由もなし跡形もなく消えて往くべし
