太宰府の梅(二系統)

             
            太宰府の梅(明暗)
        
     『萬葉集大伴旅人天平二年の梅花宴(奈良時代)

        祝賀慶事の諸々の官人の梅花賛歌32首

        散る花を惜しむ愛惜にゆとりがある平和・温和の歌群。

        序文の中「令月⋯⋯風和」からこの度新年号「令和」が創出。 

        文雅を楽しむ文芸サロンで、鶯、柳などと取り合わせ歌にした。


  
     菅原道真飛梅(平安時代前期)

        落魄の怨みを詠んだ「東風吹かばにほひ起こせよ梅の花⋯」

        不遇な才人に同情されるも、一般国民の祝賀とは縁遠い。

        全国津々浦々の天神さんに梅が植えられている。

        京を忍ぶ梅花の漢詩24篇もある。