〚清貧〛の辞書的意味⋯⋯
『岩波書店・広辞苑』行いが清らかで私欲がなくそのために貧しく暮らしていること。
『集英社・国語辞典』貧しくはあっても、心や行いは気高く清らかなこと。
『大修館・明鏡国語辞典』私欲を求めず、行いが正しいためにその生活が貧しいこと。
『学研・現代新国語辞典』行いが正しく、私利私欲を考えないために貧乏であること。
【考察】「行いが清く正しい=私欲がない」そのために「貧しい暮し」
逆に「暮しは貧しく」ても「行いは清らか」である。
「清」「貧」の関係については、どちらもありうる。
①「清」の結果として「貧」に安住する。
②「貧」に関係なく「清」を強調する。
〈蛇足〉私利私欲の塊のような世の多くの人間⋯⋯
それ故に「ローマ法王、清貧貫くその素顔」が今報じられている。