作家芦原すなおは観一卒業生

  香川県観音寺第一高校
  卒業生総計41633人
    直木賞作家芦原すなお(昭和43年卒業)もその一人

 明治33年(1900)本校の前身三豊中学校が創立され、以来120年が過ぎ、41633名が同窓会員に加入したことになります。
 全国各地で多くの同窓生が活躍されており、枚挙にいとまがありません。
地元観音寺支部においても世代を越えて絆を大切に助け合って共に暮らしております。母校のみならず、地域全体を盛り上げたものに、芦原すなお(本名、蔦原直昭)原作『青春デンデケデケデケ』(直木賞受賞作品)の映画化、長期ロケを忘れることはできません。すでに三十年が経ちましたが、その時の情熱溢れる大林宜彦監督も最近亡くなられました。夢よもう一度ということで『野に咲けあざみ』『さんじらこ』の作品に投影されている磯野栗子の前向きで一途な生き方の先生をと期待する声もありましたが、そのままになっているようです。
 いたずらに社会を批判するのではなく、四国の片田舎に住む我々の連帯感や明るく前向きに生きる姿を描く作風は芦原作品の特徴であり、それは我々同窓の持続したい念願でもある。

芦原 すなお(1949年9月13日生 )本名 蔦原 直昭
観一昭和43年卒業、早稲田大学第一文学部独文科卒業。 小学校の教員をしていた父が、子供たちのために買ってくれた世界少年少女文学全集が文学に親しむきっかけとなった。小、中学で全巻を読破する。『スサノオ自伝』が処女作。その後、数十冊の小説集が出版されている。

 

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