見るからに菩薩のごとく内心は夜叉のごとくに悪鬼住む人
着飾って化粧に凝っている人の心汚れの見え隠れして
素顔こそ最高なるに厚化粧に憂き身をやつす憐れなる女
目を大きく見せる暇あれば心の目研ぎ澄ます営なせよと思う
自ずから発散をする人柄のゆかしさこの世の花とぞおもう
内面を見られぬように通行人のように過ぎ去る人でいいのに
内面をコロナのごとく浸潤しいつの間にやら夜叉となる人
錯覚と憶測ですめばよかりしに攻め込めば皆夜叉王君臨
恋という美しき誤解逸早く気が付けば人道誤らず
屁理屈に走らず心しなやかに生きたしと思う女菩薩の如