貫一は【残忍酷薄】人の道に欠けたることを知らずにあらず
身を浄め灯献じ祈願する【怨敵退散】ただひたすらに
五里霧中【暗中模索】の日が続く謎解けぬまま時は迫りぬ
ちょっとした【一挙一動】細心の注意払えどどこかに隙が
自分だけ【栄耀栄華】贅沢の限り尽くせば天罰覿面
運命を呪い苦しみ我が部屋で【七転八倒】のた打ち回る
宴会の御馳走をして【樽俎之間】外交うまく執り行える
付き合いの上手な彼は複雑な【盤根錯節】切り開きゆく
殿はこの失望の極み【放肆遊惰】したい放題勝手気ままに
禅宗は【教外別伝】経文の教えの外の特別体験