『ビルマの竪琴』上映会3/13高松国分寺ホール

  •     『ビルマの竪琴
     1945年7月。終戦間際のこの時期、ビルマでも日本軍は苦戦を強いられ、井上隊長が率いる部隊は、国境の山脈を越えようとしていた。 井上隊長は音楽学校を出ており、隊員たちが疲れると、積極的に歌を歌わせた。その時伴奏を務めるのは、ビルマの竪琴が弾ける水島上等兵で、水島はいつの間にか⋯  
  •    井上部隊は、ムドンの捕虜収容所へ送られることになる。井上隊長は、三角山に立てこもっている日本兵が、どうしても降伏しないのだと聞き、水島を説得に向かわせる。水島はその任務を終わらせてから、先にムドンへ向かった部隊の後を追うことになる。  
  •   しかし、水島は生きていた。あの日、崖下で倒れていた水島は、ある僧侶に救われ、寺院で治療を受ける。元気になった水島は、危険を回避するため、僧侶に扮装してムドンを目指す。 ムドンに向かう道中のいたるところで、水島は日本兵の死体の山を目にする。野ざらしの死体は誰にも埋葬されることなく⋯
  •  水島がみんなと一緒に日本に帰らずに、ビルマに残って、僧となって、異郷の原野に遺された同胞の白骨をを処理しようとする決意は、戦争の終わった今の日本人全体の心からの願いを形に表したものである。
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