【禍と福と門を同じうす】と言えりその後人によりて差が付く
【禍は内から出す】とも言われける外部よりかは内部に起因
【禍は懈惰に生ず】用心を怠っていればいつでも陥る
【禍は口から】出でてその逆に病は口から入る言えり
【禍は繊繊より生ず】些細なこともゆるがせにせず
【禍は妄りに至らず】福もまたいたずらに来るものにはあらず
【禍も三年置けば用に立つ】世の中役に立たないものなし
【禍は足るを知らぬより大なるなし】自分に似合わぬ欲を持たない
【禍は独り行かず】とも言われ往々にして何度も起こる
【禍を転じて福と為す】という諺知れど切り替え至難