柞・楸・穭?

山科の石田の小野の【柞】原見つつか君が山道越ゆらむ(万葉集・1730) 藤原宇合

 【柞】ははそ=小楢の古名

ぬばたまの夜の更けゆけば【楸】生ふる清き川原に千鳥しば鳴く(万葉集・925)赤人

 【楸=久木】ひさぎ=キササゲ(木ササゲ)orアカメガシワ(赤芽柏)

心とくかりし早田の【穭】さへ穂に出でぬべくみゆる秋かな(琴後集)村田春海

 【穭】ひつじ=稲孫 苅田の稲株から出た茎に穂