2022-02-14 沈丁花はまだ蕾(松任谷由実「春よ、来い」に寄せて) 春さればまづ【さきくさ】の幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹 (万葉集) この【さきくさ)は沈丁花とも言われる。 春よ、来い 松任谷由実 淡き光立つ 俄雨 いとし面影の沈丁花(じんちょうげ) 【溢るる涙の蕾】から ひとつ ひとつ香り始める それは それは 空を越えて やがて やがて 迎えに来る 春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに 愛をくれし君の なつかしき声がする