幸せは些事を愛しむことに始まる

いきなりのしあわせなどは妄想と言うべし身近な些事を愛しむ

何気なく目にする草木草花のかすかなそよぎ見落とすべしや

あんまりも遠く遥かな夢求め目の前のもののかそけさ見落とす

いつもいつもなにげなく見る物の影ふと立ち止まり話しかけたい

さかしらの人は自分と見直して他者に見倣う謙虚さ持たむ

   何気なくウンラン苺水車  雅人