平城宮跡-木簡発見

朝日新聞↓   四国新聞↑     2022  11  1   

和歌(やまとうた)と書くのが普通であるが、今回発見された木簡には「倭歌」と表記されていて、注目に値する。『魏志倭人伝』のように「倭」とは日本(大和)を表す。

多〇〇〇〇〇米布良怒」=「たなくもりあめふらぬかも」と推測読みができる。『万葉集』にはこの歌は載せられていない。それでも、同時代のものとして貴重である。なお、小生の名「雅澄」は万葉学者鹿持雅澄から父が付けてくれた。遺言状にもそのように書かれている。万葉仮名くらいはお手のものと言いたいが、本性怠慢でいまだ本書の訓詁注釈に力が入っていない。まことに慚愧の至りである。