切れ味の鋭かった日のあの人も気の抜けた泡になっているよう
とりとめのないこと言って帰りけり来てくれるだけでいいとはするも
どこやらがピントはずれでありまして本来そうであったか知れず
へどもどかしどろもどろか知らねども我また同じく呆けていくなり
することの千々に乱れて一事をば集注できぬ老いは奈辺に
我が老いを責める人などないはずが脅迫してくる魔に脅えつつ
よぼよぼの〇〇〇人があゆむなり杖乳母車どちらかに頼り
「かんじゃさま」慇懃無礼な言葉なり患邪邪魔者その邪に邪推
Maskせよそんなことなど強制できるか共生できないそんなお人と
年寄りの冷や水の意味分からない処置無しというその意味もまた