2024-06-08 虚子境涯10句選 遠山に日の当りたる枯野かな 春風や闘志抱きて丘に立つ 秋風や心の中の幾山河 流れ行く大根の葉の早さかな 芭蕉忌や遠く宗祇に遡る 祖を守り俳諧を守り守武忌 山国の蝶を荒しと思はずや 有るものを摘み来よ乙女若菜の日 海女とても陸こそよけれ桃の花 虚子一人銀河と共に西へ行く