不意によみがえつた記憶に、申し訳ない気持ちがあふれました。しっとりぬれた道の上に、散ってなお美しいザクロの花を見つけたせいでしょうか。
【季語】 柘榴(石榴)の花
【俳句】 花柘榴煌々たれば欺けず 伊藤 白潮
あかあかと一と夜の旅の花柘榴 石塚 友二
ときとして少女は脱兎花石榴 小原 福雄
【三行詩】 秋は実柘榴の吸い付きたい誘惑
今、花柘榴の朱のあでやかな魅惑
花も実も人を惑溺させて離さない
【季語】 柘榴(石榴)の花
【俳句】 花柘榴煌々たれば欺けず 伊藤 白潮
あかあかと一と夜の旅の花柘榴 石塚 友二
ときとして少女は脱兎花石榴 小原 福雄
【三行詩】 秋は実柘榴の吸い付きたい誘惑
今、花柘榴の朱のあでやかな魅惑
花も実も人を惑溺させて離さない
【万葉歌】千鳥鳴く佐保の川門の清き瀬を馬打ち渡しいつか通はむ(巻4 715)