四羽カラス歌仙(2)「似非平和」の巻

1  似非平和戦後八十年の夏   雅澄

2  セッセセッセと喧しく鳴く  野雅

3  働きに日本へ来てピーチクパー 澄

4  南の国はパクチー人気     博

5  虫たちも暑さのせいか鳴き弱い 光瀧

6  暦の上では突然に秋      澄 

7  いつの間に第三コーナー回りけり  博 

8  雑草畑にとんぼ飛び交う    高雅

9  自分越え他人を越えるが短歌の妙 澄

10  火柱が立ちしばし静寂     博 

11  禍いは獅子身中の虫とかや   澄

12  雨降る予報信じられない    博

13  泥仕合いつかめでたくゴールイン 博

14  大人であれば黙って収め     博

15  物量を得て大望を失えり     澄

16  豊稔池に青き龍住む        博

17  雨降って草木よろこび泣く人も  瀧

18  共存共栄忘れがちなり       澄