観音寺連句(4)「春うらら」の巻

1 春うらら風雲湧出土讃線     雅舟

2    車窓をたたく花散らす雨     優雲

3 小粒ほどはるかに旅してシャボン玉  渚風

4 彷徨う国より必ず電話を    雅舟

5 同じ月見ているだけではだめですか 夢梦

6   戦闘計画夜長のココア     渚風

7  秋深し 四十路と八十路交戦中    澄人   

8   傍目八目両片思い      優雲

9 見ずに捨つ戦死の叔父の恋文を 渚風

10   ハングリー精神なき今乙女  雅舟

11  益荒男も鎧を脱ぎてスキンケア  梦

12   肩の凝らない師弟関係   嵐

13 夏の月室戸より出て足摺へ  雅

14 夜風優しき四時間の道   梦

15 復員の祖父の贈り物我が命   嵐

16   燦然耀く女盛りか            雅

17  霞草摘まれた後も美しく   優

18   雲の港へ届けブランコ    渚