小学校の時、間違えて覚えた漢字は、一生間違えたまま使うものだ。
目立つ、大きな間違いならば、誰かに指摘されるだろうが、軽微な場合、
見逃され、死ぬまでそのまま使われる。恥ずかしながら、その二三の例を
示しておこう。
「倦怠」の「倦」は
常用漢字にないので、「巻」は「ハ」と書く。
常用漢字「巻」、教育漢字「券」の場合、逆「ハ」ということになる。
上から順番に書いていたのは、誤りだった。最後に「牟」を書くのは誤り。
初めに「玄」を書くのがミソだ。「玄」をまず書き、「ワ」で真っ二つに切るとは…
なるほど、これで納得、というわけだ。自分は国語教師失格であった。