源氏物語「花宴」

  原文で読む剣持源氏物語講座 (12月は第八帖「花宴」)
   
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  原文で読む源氏物語講座。12月は花宴の巻。光源氏、朧月夜に逢う。
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 光源氏二十歳の春。宮中の観桜の宴ののち、源氏はさる姫君と関係を持つ。春の末、右大臣家の宴に招かれた源氏は、彼女が政敵右大臣の娘で、まもなくみずからの兄のもとに入内する朧月夜の君であることを知る。
 …帝、春宮の御才かしこくすぐれておはします、かかる方にやむごとなき人多くものしたまふころなるに、恥づかしく、はるばると曇りなき庭に立ち出づるほど、はしたなくて、やすきことなれど、苦しげなり。年老いたる博士どもの、なりあやしくやつれて、例馴れたるも、あはれに、さまざま御覧ずるなむ、をかしかりける…