如月・節分の句

海は二月ときに散骨へのあこがれ  水野政次

きさらぎの言葉つぎ足す町はずれ  増田 連

如月の海の光に海女の葬      内山みちこ

節分の句の関守りて老いにけり   鈴鹿野風呂

逃げ隠れせぬ節分の鬼瓦      丸井巴水

肝臓を使い古して寒明ける     小島橘香