2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧
『俳句』7月号の「結社の精鋭」の一人〈火星〉の涼野海音さんの【祭】7句 海鳥の羽根のよごれし祭かな 『一葦(いちゐ)』5月発行(第182号)の郷原弘治〈俳句時評〉を紹介します。 桃の日の湯のあふれゐる洗面器(「火星」2月号より)
「落梅」=散り落ちた梅の花、または実。 どちらも指す。 島崎藤村の詩集『落梅集』 詩文集。島崎藤村作。1901年(明治34)刊。小諸時代の秘められた恋情の詩と自然詩から成る。「小諸なる古城のほとり」は有名。作者の青春への決別の意味をもつ。
「なので」の接続詞的用法は、若い世代に使われている。違和感もあるが、「だから」では断定的で強い印象を与えるので、若者はそれを避けるのだろうか。本来は「~なので、~」というように接続助詞。文中に来るのであって、文頭には来ない。文法的に誤り(お…
6月30日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) カンナ炎ゆ駅に松崎凱旋す 雅舟 6月30日 【花】 カンナ(カンナ科) 【花言葉】 情熱 威厳 【短歌】 たくましくカンナ咲く道続きおり君のようだとあなたが言いき 鳥海昭子 力強…
6月29日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)語らねど心の通じ梔子花 雅舟 6月29日 【花】 クチナシ(アカネ科) 【花言葉】 私は幸福すぎる 【短歌】 クチナシの香りただよう雨の宵こころ静かに人を待ちおり 鳥海昭子 雨音…
『万葉集』巻一より 十市皇女 ( とほちのひめみこ ) の伊勢の 神宮 ( おほみがみのみや ) に 参赴 ( まゐで ) たまへる時、波多の横山の 巌 ( いはほ ) を見て、 吹黄刀自 ( ふきのとじ ) がよめる歌 巻1ー22 河の 上 ( へ ) のゆつ磐群に草むさず常にもが…
香川県西の果て箕浦に一里塚があり、愛媛県に入ると四国中央市川之江に伊予街道一里塚がある。 ここは一茶が寛政年間に通過したところ。芭蕉も西行も 訪れていないのに、芭蕉の句碑が建てられたり西行の伝説歌があったりする。それだけ俳諧和歌等文学熱の盛…
『森川義信詩集』に載せられた森川義信の代表詩(作曲され香川県国民文化祭開会式に合唱される) [森川義信略歴] 大正七年十月十一日 香川県三豊郡栗井村本庄二二五四にて出生 昭和五年香川県立三豊中学入学 昭和十二年 同校卒 昭和十二年 早稲田第二高等学院…
大岡信監修『日本文学地名大辞典 詩歌編』による 多田一臣訳注『万葉集全解』による 讃岐国 狭岑島 ( さみねのしま ) にて 石中 ( いそへ ) の 死人 ( しにひと ) を視て、柿本朝臣人麿がよめる歌一首、また短歌 0220 玉藻よし 讃岐の国は 国柄 ( くにから )…
【一休宗純の名言】門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし (『狂雲集』) その一里塚(一里山)の古跡を保存しているところは少なくなっているが、… 白粉花心に棲める女君 雅舟 我が君は万緑叢中紅一点 〃 一里塚守り独りに白粉花 〃
6月28日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 笹百合の紅さすほどに明け初むる 雅舟 6月28日 【花】 ササユリ(ユリ科) 【花言葉】 稀少価値 【短歌】 お祭りの巫女の持ち舞うササユリの淡いピンクのさみしいまでに 鳥海昭…
玉田のおまっつぁんの取材に玉田の楠の樹の下池でアメンボを見つけてうれしくなる。 まだここにふるさとのありアメンボー
テーブルに百合の花びら零れをり 百合匂ふ山雨の近き社かな 百合よりもしとどに濡れて百合を剪る (献句) 超俗の百合のコラボに遊びけり 雅
6月27日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)恋仄か蛍袋の下向きに 雅舟 6月27日 【花】 ホタルブクロ(キキョウ科) 【花言葉】 正義 【短歌】 ホタルブクロの俯く花にかくしおくほどのかすかな恥ずかしさあり 鳥海昭子 ホ…
三百 下の客を寝さぬ庵の水鶏かな 南陵
二百九十九 月は朧ふけ行まゝの一夜庵 浮川
二百九十八 薄ちる下にはゆるせ一夜庵 ・十
6月26日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 花石榴朱なる人に逢いたけれ 雅舟 6月26日 【花】 ザクロ(ザクロ科) 【花言葉】 円熟した優美 【短歌】雨のみちにザクロは朱く散りいたり詫びたき想いにわかにおこる 鳥海昭…
不動の滝 (三豊市豊中町桑山) 青山や清滝しぶきに打たれけり 雅舟
緑濃き団地に沙羅の散華かな 草原に落花ばかりの夏椿 夜半の雨沙羅を散らせてゆきにけり (追想一句) 沙羅散華女流俳人団地妻 雅
戦死した同窓生の多い学年は、旧制中学昭和16年卒業の学年。この学年前後も同じぐらい多いのに、同窓仲間の戦死者を顧みない学年があって、疑問を感じる。身代わりになって死んでいった同輩のことをどう思っているのだろうか。 特攻死した高津運八君。親は…
バショウ(芭蕉)の花 芭蕉が好んで自らに名づけたバショウ ザクロ(柘榴)の花…万葉の「はねず色」はこの花?
はちすの露をみてよめる はちす葉の濁りに染まぬ心もて なにかは露を玉とあざむく (『古今集』165) 僧正遍照 (参考歌) ひさかたの雨も降らぬか蓮葉に溜まれる水の玉に似たる見む (『万葉集』巻16)
6月25日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 虎の尾を踏まないように山歩き 雅舟 6月25日 【花】 オカトラノオ(サクラソウ科) 【花言葉】 優しい風情 【短歌】 朝霧のうごく山原おりおりにオカトラノオは尾を振りいたり …
【昨日】6月23日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございました (拙句)小百合よし姫百合もよし鬼百合も 雅舟 6月23日 【花】 ヒメサユリ(オトメユリ科) 【花言葉】 飾らぬ美 【短歌】楚々として咲くヒメサユリ看護婦のあの娘に似ると思い…
ありふれた花にはあれど今を咲く命いとしむ独りの時間 雅舟
6月17日の誕生花【泰山木】、本日やっと咲き出しました。 泰山木一花を朝の日に捧ぐ 岸 風三楼 泰山木の一花やことに風湧きて 永方 裕子 あなた訪ふ構への一花泰山木 剣持 雅舟
6月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)情熱は裡なる苑に咲かすべし 雅舟 6月24日 【花】 レンゲツツジ(ツツジ科) 【花言葉】 情熱 【短歌】 高原はレンゲツツジの朱に燃えてあなたをわたしをかくしてしまう 鳥海昭子…
梅雨晴れや梅雨入りといふ北日本 雅舟 梅雨晴れやその名忘れしまま生きて 〃 梅雨晴れや訪ね来て欲し人一人 〃