後継者家系(10首歌)

伝統を守り通した工芸を自分の代で滅ぼすまじく

農家には後継者不足遊ばせる田に草生い茂るあそこもここも

病棟を建て増ししたるに医師を継ぐはずの男の子は姿隠しぬ

夫婦して精米所営みその家も閉じて半世紀開かずの仕事場

木が茂る森のごとくに樹が繁る跡取り息子どこへ行ったか

過疎化の島空家利用した瀨戸芸は今観光客で賑わう

末っ子にかかる家系の家にして戦死してその後空家も壊され

廃業も止むなしとして諦めれば何でもないこと拘りを捨て

飛鳥井家歌道の家筋雅の字付く我も流れを受け継ぐものか

源平に藤原氏がひけらかす氏素性などなんぼのものだ



 

 

 

10月2日誕生日の花と花言葉歌句

f:id:gashuu:20211002073311j:plain

10月2日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます 
       
   (拙句) 初恋の香には濃過ぎか金木犀  雅舟    
 
【花】キンモクセイ 花言葉】謙遜 初恋

【短歌】父に似る人のうしろを従いてゆくキンモクセイのにおう角まで   鳥海昭子 
     亡き父に似た面影の人を見かけました。知らず知らずのう ちに後を追っていましたが、キンモクセイの香る角を曲がってその人は行ってしまいました。    
              
【季語】木犀(桂の花) 金木犀 銀木犀

【俳句】木犀をみごもるまでに深く吸ふ   文挟夫佐恵

     金木犀部屋かへて読む放浪記   鍵和田柚子

    金木犀の香の中の一昇天者    平井 照敏

【三行詩】中国の桂林は町全体が桂花の香に包まれ

     日本ではほどよい距離に植えられている 

       子供の頃落花集めてままごと遊びしたね

【万葉歌】 高松のこの峰も狭に笠立てて満ち盛りたる秋の香の良さ
                           【10月2日誕生の有名人】
  ガンディー(1869)円地文子(1905)下元勉(1917)
  尾辻秀久(1940)   青空好児(1943)   室伏重信(1945) 
        山瀬まみ(1969)浜崎あゆみ(1978)  宮本大輔(1981)

宗鑑の発句には本歌あり

  貸し夜着の袖をや霜に橋姫御  宗鑑

イメージ 2
 俳祖山崎宗鑑は一夜庵(観音寺市興昌寺境内)が終焉の地 庵の前に宗鑑の直筆短冊(興昌寺蔵)の俳句を刻んだ句碑がある。  かし夜ぎの袖をや霜にはし姫御  宗鑑
 この句の本歌は『新古今和歌集』の「橋上ノ霜といふことをよみ侍りける 法印幸清
 片敷の袖をや霜に重ぬらむ月に夜がるゝ宇治の橋姫」である。(宗鑑直筆の極のある短冊を故池田米太郎氏所蔵)宗鑑がこの短歌を書写している間に、これを俳句にまとめようとしたことが想定される。「かし夜ぎの」だけが宗鑑の創作で、「袖をや霜に」「橋姫」は書体も内容も酷似している。俳句は発句の独立というのが俳諧史の常識だが、私はここに【短歌の俳句化】という重要な形式変化を見て取っている。かつてこのことを香川大学の近石通泰先生が注目してくれたが、俳諧学界に紹介してくれぬまま病没された。
 さらに、この歌の本歌として『古今和歌集』に「さむしろに衣かたしきこよひもや我をまつらむうぢのはしひめ」があると思われる。また、『万葉集』にさかのぼると、
「吾が恋ふる妹は逢はさず玉つ浦に衣片敷き独りかも寝む」(巻9ー1692)がある。
 独り寝をかこつのに、古来の常套語に「衣(袖)片敷き」という表現があったということが分かる。共寝の喜びではなく、独り寝の淋しさが歌のモチーフになり、繰り返し歌い続けられることが分かってくる。

七宝山を遠景に置けば絵になる風景

333㍍の頂上には稲積神社本宮「天空の鳥居」と称せられ観光ブームになっている。

二級河川財田川、染川橋の架かるこの辺では、川の名前も「染川」昔はこの川の水で布を染めていたらしい。遠景には空海の名付けたと伝えられる観音寺、山号七宝山。