2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『硫黄島玉砕 海軍学徒兵慟哭の記録』(朝日文庫)

36日間の激戦の末、2万人余りの死傷者を出して日本軍は玉砕した。著者多田実は昭和19 年4月硫黄島戦闘に参加、6月被爆して内地転送、一命を拾う(負い目?)それだけにその後のこの島の悲劇に思い入れが深い。 (終章)硫黄島の戦いは終わった。日本陸海軍守備…

『名をこそ惜しめ 硫黄島 魂の記録』津本陽

不幸にして乱世もきわまる時期に、燃えるように熱い地下陣地で命を絶たれ、肉弾戦で死力を尽くして亡くなられた英霊に、万斛の涙と感謝を捧げるものである(本文あとがき結び) 「ここは、島全体が墓場なんですよ」その言葉は私の脳裏に焼き付いている。今もな…

見事としか言いようがない葉鶏頭

葉鶏頭は鶏頭より赤し 出藍の誉れ

お目見え

ご覧の通りで、申すほどのことはございません

7月31日誕生日の花と花言葉歌句

7月31日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)仙翁花転機となるべき人に会う 雅舟 【花】フシグロセンノウ 【花言葉】転機 【短歌】うすぐらい林道は登り道にしてフシグロセンノウきっぱり赤し うす暗い林道をのぼっていくと、小…

我が舟

呑舟の鱶鮫怖ろしや

干拓地に水入れ 朝風景

どの田にも溢れるほどの水引かれ 雅舟

稲+稗

稗刈りの昔なつかし干拓地 雅舟

棚なし小舟

万葉の歌 いづくにか船泊すらむ安礼の崎こぎ回み行きし棚無し小舟 高市黒人

7月30日誕生日の花と花言葉歌句

(小豆島、千鳥ヶ浜に咲く南国の花ハマボウ) 7月30日誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)黄槿(ハマボウ)よあなたの胸に永久に咲け 雅舟 【花】 ハマボウ(アオイ科) 【花言葉】 楽しい思い出 【短歌】少しずつ重なりあって…

瀬戸内夕暮れ、ツクツクボウシ

今年初めてのツクツクボウシ、その声一人聞くも勿体なし

瀬戸内夕暮れ、ツクツクボウシ

栄枯盛衰(10首歌)

田舎町歩けばここにもあすこにも空家があって黙殺してゆく 我が家も又いつの日かかくならんと他人事と思わず かつてここに在りし家など忘れるほどNewHouse建つ見蕩れるほどの 蔦蔓外囲いなど一面に繁茂しており狐狸棲むほどに 子孫でない他人が買って住むな…

 『散るぞ悲しき』梯久美子著

十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち、皇国の必勝と安泰とを祈念しつつ全員壮烈なる総攻撃を敢行す。 硫黄島指揮官 栗林忠道 辞世三首 國のため重きつとめを果し得で矢弾つき果て散るぞ口惜し 仇討たで野邊には朽ちじわれは又七度び生れて矛を執らむぞ 醜草…

『回想硫黄島』堀江芳孝著

小笠原兵団参謀が見た守備隊の奮戦。硫黄島の攻防戦が世界的に有名になった理由は何か?守備計画に参画して、飛行場を海に沈めることを主張した異色参謀が貴重な資料と体験で描く感動作品。(光文社文庫)

第37回 芥川賞受賞作品『硫黄島』菊村到著

終戦から六年後のある日の夕方、ひとりの男が新聞社に勤める私のところに訪ねてきた。投降前に硫黄島の岩穴にうずめてきた日記を米軍当局の許可を得て掘り出せることになった。そのことを記事にしてほしいという。私はいくつか疑念を抱きながらも記事にした…

『硫黄島決戦』橋本衛ほか

日本軍を上まわる米軍の死傷者、第二次大戦の三大激戦地の最前線。東西4㌔南北8㌔ にわたる段丘状の硫黄島。地下壕陣地に拠る日本軍と 圧倒的な物量と火力で押す米軍との想像を超えた戦いの二週間⋯⋯米軍の世論を奔騰させた損害を強いた日本兵の躍動を生還者…

『硫黄島いまだ玉砕せず』上坂冬子著

僧侶となって遺骨回収に執念を燃やした元海軍大佐の「戦後」を描く。玉砕の寸前に帰国命令を受けて、戦後島を再訪、そこで彼が目にしたものは、髑髏の部分を失くした無数の日本兵の遺骨であった。髑髏は、米兵が記念品として持ち帰ったのである。(文春文庫 1…

『硫黄島に死す』城山三郎著

北満から硫黄島へ 兵士たちは、その行く先を知らない。フィリピンとか千島とか父島予想されたが、硫黄島は最悪の地名であった。⋯〈硫黄島玉砕〉のニュースが流れた四日後、ロサンゼルス・オリンピック馬術大障碍の優勝者・西中佐は、なお残存者を率いて戦い…

『硫黄島に眠る戦没者』栗原俊雄著(岩波書店刊)

今もなお一万体以上が眠る硫黄島、遺骨収容の戦後史、問われる国の本気度を問う。戦後はもう終わったのか、著者はその未来を問う56歳現役の新聞記者。「見捨てられた兵士たちの戦後史」の副題。遺骨の収容を望む遺族たちの切実な思いと、それを踏みにじり…

旭日になぜか心惹かれる

無視していた朝日の慕わしく⋯もったいない気になり魅入る昨日今日

硫黄島からの手紙(栗林忠蔵)

栗林忠道師団長の留守宅妻子に宛てられた硫黄島からの手紙(昭和19年6月25日) もしこの島が敵に取られたとしたら、日本内地は毎日毎夜の様に空襲されるでしょうから、私達の責任は実に重大です。それで皆決死の覚悟です。私も今度こそは必死です。十中九分九…

硫黄島栗林兵団長の六訓

一、われらは全力振るって守りぬかん。 二、われらは爆弾を抱いて敵の戦車にぶつかりこれを粉砕せん。 三、われらは挺身敵中に斬り込み敵を皆殺しにせん。 四、われらは一発必中の射撃によって敵を撃ちたおさん。 五、われらは敵十人を斃さざれは死すとも死…

元祖「道の駅」

観音寺市柞田町八丁、高速道路に面する西側道沿い 南海道讃岐西端【柞田駅】は所在不明。日枝神社境内とは言えない。

7月1日誕生日の花と花言葉歌句

7月1日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句) 下半期占う半夏生の咲く 雅舟 【花】ハンゲショウ 【花言葉】内に秘めた情熱 【短歌】どことなく寂しい風情の半夏生秘めた想いのさゆらぐような 花びらのない淋しげな花ですが、その奥に…

硫黄島に眠る戦没者

楽園から地獄となった日本の島・硫黄島に眠る戦没者 見捨てられた兵士たちの戦後 硫黄島には今も兵士の遺骨一万体以上が眠る。死後もなお見捨て続ける戦後史。今もなお若き命の眠る島。果たせていない遺骨収集、問われる国の本気度。未来はあるのか。 栗原俊…

稲の穂は白くあえかにほろほろと

早朝の宵待草

万太郎さん、オオマツヨイグサでいいですか。 「大待宵草」と書く。 マツヨイグサは、花が夕方、宵を待つように咲くことから名付けられた。 花言葉 美人、移り気な人 オオハンゴンソウ オオハンゴンソウ (大反魂草、キク科) 北アメリカ原産で、観賞用に栽培…

お早うございます

浜抂と申します。