五郷を未来へつなぐ「五郷音頭10章」

 新五郷音頭  (試作)  令和6年5月5日 五郷の日に寄せて

一 讃岐山脈最高峰   雲辺寺山巨鼇山

  この大亀は身を横たえ のんびりのどかに息ついて

  三豊平野を眺めてる このおおらかさ誰か知る

二 四国霊場雲辺寺 六十六番札所です 

  八十八番ある中で 最も天に近い山

  遍路ころがし難所でも ロープウェイで瞬時です

三 五郷は昔 五つの村  有木 内野々 海老済

  田野々 井関の村々が 五村一緒になりました

  大野原では南座で 観音寺市では奥座敷

四 歴史文化の道と言い 豊稔池の堰堤は

  水量豊かに満ち溢れ その建ち姿見事です

  壮麗で念のこもった  マルチプル アーチダム 

五 讃岐平野は昔より 日焼けで農民困り果て

  雨乞い踊り思いつき 田野々に生まれたその踊り

  今に伝えて山間に 鉦と唄声響きます

六 法泉寺には紅葉あり 色鮮やかな三色の

  いろは紅葉に魅せられて 遠くからでも人の来る

  秋の織り成す風景は アートの一つになっている

七 かつて源平合戦に 敗れ遁れて来し平家

  落人有盛隠れ住み 伝承遺る有木の里

  昔を偲ぶ秘話のある 有木路への有木橋

八 延々長き柞田川 前田川との落合に

  水車小屋建て手作りの 水車復活平成期

  以来十年悠然と 令和の今もフル回転

九 窯を造りてピザを焼く 地域の力結集して

      他所から多くの人を呼び  和気藹々の語り合い

     懐深く温かい  もてなし接待心から

 十 棚田の上の空無限  未来へつなぐ夢語り

   数ある五郷の伝統を 守り続けるふるさとの

   再発見とて里歩き 棚田の蕎麦も振舞われる