「斃れて後已まざりき」を大平総理の墓碑銘で見たとき、これは何か典拠があるに違いないと思っていました。今しがた『論語』泰伯篇を読んでいて「死而後已」に行き当たりました。「死」と「斃」の違いはありますが、類似語。ただ「斃」の原典は見つけ難いです。盟友伊藤正義は大平正芳が急死したとき、この中国古典の名言を想起したはずです。教養があると同時に翻案アレンジする機転が利くのには感心させられます。
『論語』泰伯篇 の一節
大平総理の墓碑銘に刻まれた盟友伊東正義の悼詩
豊浜墓地公園にある大平総理の墓碑銘にあるこの一句には参ってしまう。
永遠の挽歌として推奨したい。