毎年よ、彼岸の入りの寒いのは


毎年よ彼岸の入りの寒いのは 子規

    明治26 年春のお彼岸、正岡子規はお母さんに向かってつぶやく「彼岸という のに、寒いね」 その返事は「毎年よ、彼岸の入りに寒いのは」と。そのまま句にした手柄。口語体俳句の 基本形といわれる名句はこうして生まれた。今日は彼岸の入り、朝の内は冷たいが、日中はずいぶん暖かくなりそう。さあ、外に出よう。そして春の息吹に触れよう、だれかいい人に出逢おう。

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