ウクライナ敗色濃いこと隠されて戦争未亡人我が国のごとく
負け戦など報道ははあらざりきかつて「転進」実は「敗走」
「英霊」などと奉られたのは「犬死」実態包み隠され
国のため戦うことを献身の美徳とされた日本の如く
憐みの言葉は心底のものでない口先だけで同情されて
志願兵六十歳までかつて日本でも考えられぬかの国の実情
徴兵令否応なくて二十歳の男駆り出されたる大和国民
同病相哀れむの諺あり戦争未亡人どうしでわかる
戦火の国自国のごとく思いなさむ泥沼の戦争真っ只中に
古今東西好まぬはずの戦争に巻き込む為政者尽きぬはなぜか