人は大和撫子を「しとやかさ」と言うけれど、私は「たくましさ」だと思っています。
(特攻の妻、石川ふさ江)
夫を特攻で失った戦争未亡人が信念のように言っていた言葉ですが、
これについては納得できないでいました。
この度の「なでしこジャパン」の快進撃(逆転優勝?)で、ふさ江さんの
上記言葉が本当のように思えてきました。
古来、日本女性を大和撫子と従順な淑女という男性観で見てきました。
そのような古風な見方に若き女性がたくましい大輪の花を咲かせ、
「な・で・し・こ」という万葉語を世界に意味づけしてくれました。