4月23日誕生日の花と花言葉歌句

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4月23日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます
         
   (拙句) しずやしずしずのオダマキ今日の花   雅舟 
       
【花】オダマキ   【花言葉】勝利の誓い
  
【短歌】誓いなど持たざるもよしオダマキの意志たかだかと花のむらさき                  オダマキの花には、色も形もさまざまあるようですが、青紫の花に強い意志を感じ、なぜか心惹かれます。声高な「勝利の誓い」よりも、安らかな平和を求めたいものです。

【季語】 苧環の花
【俳句】 をだまきの花に風吹く陵の道     石原 八束   

     をだまきの紫賎のものならず      後藤比奈夫 

     をだまきも狭庭の花となり親し      太田 凡平  
          
   
【三行詩】 不戦の誓いの今

       勝利の誓いとは

       スポーツ界の怪
   
【万葉歌】 いざ子ども早く日本へ大伴の御津の浜松待ち恋ひぬらむ
  
【4月23日 誕生日の有名人】
  上村松園〈1875〉 原 健策(1905)  川上宗薫(1924)
  大月みやこ〈1946 ) 冠 二郎(1949)河島英五(1952) 
  国広富之(1953)平野 文(1955)   叶 和貴子(1956) 

春季忌日10句

4月2日 高村光太郎の忌日 寝しづみしひとの黒髪連翹忌    飯田蛇笏

4月7日 尾崎放哉の忌日  放哉忌竹の病む日を虚空より    飯田龍太

4月8日 高浜虚子の忌日  吾一人落伍をしたる虚子忌かな   高浜年尾

 〃  ピカソの忌日   ピカソ忌の萩寺尿意しきりなり    塚本邦雄

4月13日 石川啄木の忌日   城の堀いまもにほへり啄木忌日    山口青邨

 〃            便所より青空見えて啄木忌     ☆寺山修司 

 〃                                         戦経て傷みし身なり啄木忌      村山古郷 

4 月16日 川端康成の忌日  康成忌むかし康成紅団         富安風生 

5 月4日  ☆寺山修司の忌日  五月の蝶消えたる虚空修司の忌   新谷ひろし

 〃            野の傷を舌でいたわる修司の忌   香取哲郎 

 

花水木10句

日本の木になりきつてゐる   羽鳥たま江

花水木カクテルの綾持ちかえる 宮内洋

くれなゐの影淡くゆれ花水木  小島花枝

教会の日毎もみづる花水木   荒尾純江

生国やいまのまぼろし花水木  斎藤 玄

花水木浮きつ浮かせつ顔ひとつ 小檜山繁子

花水木咲かせ妖精飛び立ちぬ  岡本一代

花水木咲き清潔な夜が来る   向野由貴子

夜は星の子と語るかな花水木  渡部良子

コーヒーの香る窓辺や花水木  本間ユキ子



 

春の花 10種 10句

ロベリアを覗くに誰も腰を折る    日原輝子

ヘリオトロープ紫の呼吸ひそやかに  文挟夫佐恵

声交はすとエリカ散りさうそれを買ふ 加藤知世子

麻酔さめきし薄明のフリージア    倉部たかの

地の星として撒かれたるクロッカス  青柳志解樹

眼を伏せてほくろが媚びるヒヤシンス 日野草城

幸福といふ不幸ありオキザリス    石 寒太

アネモネの蕊黒し家追はれをり    岡田貞峰

イキシアの花空に咲く黄のかげり   石原八束

スノードロップこんなに幼い恋なんて 松田ひろむ

「春惜しむ」10 句

春を惜しむ心の外に更衣         いせー樗良

春惜しむ人にまじりてひとりかな     長谷川かな女

春惜しみ命惜しみて共にあり     星野立子

パンにバタたつぷりつけて春惜む   久保田万太郎

人も旅人われも旅人春惜しむ     山口青邨

春惜しむ白鳥(スワン)の如き̪尿瓶持ち   秋元不死男

仁の欄にさへづる鳥も惜春譜     杉田久女

臍の緒を家のどこかに春惜しむ    矢島渚男 

信玄のかくし湯に来て春惜む     堤俳一佳

パスポート納め日本の春惜しむ    真砂松韻

「行く春」芭蕉二句

行く春や鳥啼き魚の目は泪   芭蕉

 元禄七年四月成立の『おくのほそ道』に初出。前書は「前途三千里の思ひ」

行春を近江の人と惜しみける  芭蕉

 元禄三年春の作。『猿蓑』巻軸の句で、前書は「望湖水惜春」