2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

藤村の『落梅集』

【落梅集】 島崎藤村の詩文集。明治34年(1901)刊。「千曲川旅情の歌」「小諸なる古城のほとり」など、小諸時代の恋愛詩と旅情をうたう自然詩を収める。 小諸なる古城のほとり小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ緑なすはこべは萌えず 若草も藉くによしな…

森のふくろう歌仙(7)「春の叙勲」の巻

1 冥途では春の叙勲に父母莞爾 雅澄 2 これで許せと頭掻く我 雅博 3 忍従の海人の塩焼くゼウス神 澄 4 新茶の香り庵に流れ 博 5 小判より猫の好むはまたたびか 澄 6 論より九条弾より団子 博 7 選ばれて置かれた立場生き証 光瀧 8 堂々訪い来る凶事禍事 澄 9…

平有盛伝説の有木(讃岐・五郷)

【平有盛】奄美群島には有盛、平資盛、平行盛が落ち延びたという平家の落人伝説がある。最初は喜界島に辿り着き、その後有盛は奄美市名瀬の浦上に居を構えたとされ、平有盛神社がある。★香川県観音寺市大野原町五郷有木に、平有盛が有木と名を変えて暮らして…

雲辺寺山へ自転車で登頂

「ホ・ト・ト・ギ~ス」の声聞きながら 香川の県鳥ホトトギス 頻りに啼いて主張する 意図は知らねど ゆかしき夏鳥

5月21日誕生日の花と花言葉歌句

5月21日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)石竹は夏撫子のおんなの美 雅舟 【花】セキチク(ナデシコ科) 【花言葉】女性の美 【短歌】石竹の枯れ花を摘む妹の指美しく花とからめり 枯れた花をこまめに摘んでおかないと、次にきれい…

戯歌狂歌(10首)

みんな死んでいったと言いたいけれど〈信〉じて付き合っていたamen 避けていたけれど一杯飲めばかわいいものだぽろぽろ本心もらして 怨恨を残滓としてなお捨てきれず爆発させるおろかおそまつ 固いことは言わないどこかで遊んだことなどどうしようもない 不…

浜風に揺れる 浜昼顔

一斉に浜昼顔が揺れていた 我が若き日の乙女子たちよ 同属の他種がつる植物であるのに対して、匍匐性植物となっている。茎は砂の上を這い、毛はなくてなめらか。時に茎が砂に埋もれて葉だけが出る。葉は腎心形、やや丸くて基部は左右に張り出す。葉はつやの…

鶯時鳥の声聞きたければ高屋の山へ

五郷の方雲辺寺まで行かなくても近くの七宝山高屋で聞ける【鶯+時鳥】

昔女ありけり。その名・向日葵。

向日葵のようなあなた「昔女ありけり。級友の嫉妬に遭って袋叩きにされたり」 七十年目に返り花として咲き出でて路傍に私を呼び止めて「おおみやびおよ」と。

独りに徹しながらあなたが欲しい

天空の鳥居に霧立ち込めて

電動で400㍍の稲積神社、朝飯前に登りたる万年青年 天空の鳥居の奥の杜鵑(ホトトギス) 初音聞きたり再び三度

5月20日誕生日の花と花言葉歌句

5月20日誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)白根葵今日この花を話題とせむ 雅舟 【花】シラネアオイ 【花言葉】優美 【短歌】修験者が潔斎をせし崖ありてシラネアオイは今年も咲けり 「潔斎」とは神仏に仕えるため心身を清めること…

「酒」の名セリフ10句

「酒が沈むと言葉が浮かぶ」胸に秘めていたものがつい口に 「酒なくて何の己が桜かな」酒ほど偉いものはない 「酒に十の徳あり」長寿・旅食・避寒・交友・和合他 「酒は百薬の長」適度に飲めばの話だが<百毒の長>にもなる 「酒の徳孤ならず、必ず隣あり」う…

「田植」10 句

風流のはじめや奥の田植うた 芭蕉 田一枚植て立去る柳かな 〃 勿体なや昼寝して聞く田植唄 一茶 忽ちに一枚の田を植ゑにけり 虚子 もうもうと雲吹き落す田植かな 鬼城 みめよくて田植の笠に指を添ふ 誓子 田植あと昼寝の足裏やはらかし 楸邨 田植どき夜は月…

三豊干拓に水引き

干拓地に水入れ

潮干狩り

瀬戸内、燧灘 豊浜一宮海岸、日曜なれば家族連れで潮干狩り

忘名の花に見惚れて立ち尽くす

花蕊のスカッと伸びてオトギリソウ

ぼや川 10句

愛は勝つ信じていたのに今一人 楽勝が風呂から出たらぼろ負けに 負け組になったらできた真の友 もう勝った負けたという歳じゃあない 嫁さんに最後に手段泣き落とし 猿に勝ち畑作物を収穫す 恋敵離婚したとの噂聞く 妻が勝つこれで我が家は安泰だ 勝ち負けが…

5月19日誕生日の花と花言葉歌句

編集 5月19日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句) 雛罌粟や慰め言を言われても 雅舟 【花】 ヒナゲシ 【花言葉】 慰め 【短歌】やわらかな空気の動く瞬間のヒナゲシふいと背をのばしたり ヒナゲシがふっと背を伸ばすように揺れたこと…

宗鑑の一夜庵

日本最古の俳跡「一夜庵」 最古の俳諧師「山崎宗鑑」の発句(俳句の始まり)

藤壺~若紫

見惚れ 見蕩れる汝(なれ)

今、盛んに鳴くタヒバリ・オオヨシキリ

今、三豊干拓にヒバリとヨシキリの声高く鳴くも 姿は見せず

旧家滅びて,古木亭々

旧観音寺町、西山家屋敷跡、後継者なし。

讃岐土井の池の朝

池西を横切っている高速道路 昼夜分かたず騒音絶えず

5月18日誕生日の花と花言葉歌句

5月18日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句) 幸福の便りのにほひ花アヤメ 雅舟 【花】 アヤメ 【花言葉】 神秘な人 よき便り 【短歌】 紫のアヤメの群が天に立ち池の底辺の逆さにも立つ 濃い紫のアヤメが天に刺さるように凛と咲き、…

「真昼」俳句

大木の肌も真昼やきりぎりす 飯田龍太 鶏はしる五月一日の真昼間を 加藤楸邨 まひるまの門半開の揚羽かな 安井浩司 死鼠を常(とこ)の真昼へ拠りけり 〃 ひのなかつくにのまひるは涕けてきし 折笠美秋 木枯に真珠の如きまひるかな 川端茅舎 青海に白帆浮かび…

あなたに虫が着いては困ります

あなたに虫が着いては困ります。どうか、 五月晴れのような爽やかさでいてください。 人の世はいかに汚濁に沈むとも心は五月晴れでありたし 雅人 。

形容語「〇〇〇り」

関西近畿辺りで「はんなり」明るく華やか爽やかに なんとも言えず微妙「ほんのり」かすかにうっすらと 声立てず内心「にんまり」笑みを浮かべて ぼんやりゆっくり「のっそり」のろさが気になる うまく「あっさり」決まったものの淡白さが気になる 爽快で「さ…

ユーモア 名句 10句

俳句は本来俳諧Humor也 あら何共なやきのふは過ぎて河豚(ふぐと)汁 芭蕉 死に支度致せ致せと桜哉 一茶 憂きことを海月に語る海鼠かな 召波 青蛙おのれもペンキぬりたてか 芥川龍之介 思ひきつて独活大木となつて見よ 寺田虎彦 役人になるが嫌ひで芋植うる 佐…