2011-10-01から1日間の記事一覧

白萩

君ゆくとその夕暮れに二人して柱にそめし白萩の歌 与謝野晶子 白萩の しきりに露を こぼしけり 正岡子規

一の谷小学校の虚子句碑

観音寺市立一の谷小学校の校庭に建立されている。 春潮や海老はね上る岩の上 虚子 (昭和初期、当市出身森安華石 の要請に応じての詠作)

花柘榴の返り咲き

夏の季語「花柘榴」 軒下の破れ櫃に散る柘榴かな 虚子 格子戸に鈴音ひびき花柘榴 蛇笏 花柘榴また黒揚羽放ち居し 汀女 花柘榴なれば落つとも花一顆 草田男 (十月の返り咲きたる花柘榴 雅舟)

国民学校一年生の教科書

戦時中の国民学校一年生、こくごの教科書「ヨミカタ」は、 下記のように始まっていました。 今年は昭和86年ですから、以来70年が経過しています。 なぜかこの「ヨミカタ」の本だけは、なくならずにありました。

連翹の島

【連翹の島】小説・歌 〔著作権者〕剣持雅澄 【ショウドシマレンギョウ】 レンギョウ属では、よく知られる連翹(レンギョウ)も朝鮮連翹(チョウセンレンギョウ)や支那連翹(シナレンギョウ)と同様に渡来種である。日本固有のものは本種と岡山県に分布す…

古典に詠まれた藤袴

文学の中の藤袴 『万葉集』…「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花(巻8ー1538) 『源氏物語』…夕霧は玉鬘に藤袴を差し出して 「おなじ野の露にやつるゝ藤袴あはれはかけよかことばかりも」と贈る。 文学の中の草花藤袴 木蔭すずしく咲かん…

オリーブの実

夢もたのしいそよ風に 枝がさやさや揺れている ああ恋を知り恋に泣く 島の乙女の胸のように 若き日の我が恋は実らなかったけれど 半世紀を経てなお 今年も実をつけている。

白 曼珠沙華

白曼という名をもつ子一人あり 杳として今ゆくへ知らずも

名句「曼珠沙華」鑑賞のポイント

つきぬけて天上の紺曼珠沙華 山口誓子 シンプルな単一表現 色彩対比の美…紺と紅 二物衝撃 音韻の効果…天(テン)・紺(コン)・曼(マン)の撥音 緊張感

10月1日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

10月1日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)野の風に身を任せ生き松虫草 雅舟 10月1日 【花】マツムシソウ(マツムシソウ科) 【花言葉】風情 健気 【短歌】むらさきのマツムシソウは高原の靄に滲んで朝を待ちいる 鳥海昭子…