#歴史

義経の鳥居

香川県観音寺の琴弾八幡宮参道石段にて

国民学校一年生の教科書

戦時中の国民学校一年生、こくごの教科書「ヨミカタ」は、 下記のように始まっていました。 今年は昭和86年ですから、以来70年が経過しています。 なぜかこの「ヨミカタ」の本だけは、なくならずにありました。

天翔けた永遠の生命

『いつまでも、いつまでもお元気で』知覧特攻平和会館・編 本書は戦後62年目の終戦記念日に発行されたものです。毎年この頃になると、このような書物も恒例の行事のように出版されます。そして、改めて「あの戦争責任がどうだったのか」を問い直そうとする…

俳祖と俳聖

『俳諧史考』尾形 仂 文芸ジャンルとしての連歌・俳諧の専門書であるが、一般の読者にも分かり易く書かれている。題名からして少し専門的な「狂言を通して見た初期俳諧」「宗鑑と守武」「宗因と伊勢」「軽口の俳諧」「蕉風への展開」「芭蕉と『埋木』」「蕉…

聖徳太子は痴愚だった?

『逆説の日本史2 古代怨霊編』井沢元彦 「日本の歴史は怨霊の歴史」と言わしめているものは何か。著者の持論としている日本歴史学の欠陥「呪術的〈宗教的〉側面の無視」である。たとえば、7世紀に実在した厩戸皇子が理想化された「聖徳太子」に発展してい…

大空に散った青春

別冊歴史読本『特攻作戦』 終戦直後「君の名は」を演じた岸恵子が、戦後60年を過ぎて「特攻の母」を演じ、時の流れを痛感させられる。食堂を切り盛りする鳥浜トメは惜しみない愛情を注ぎ、隊員たちからも母親の用意に慕われる。さまざまな想いを抱いて大空…