2023-05-20から1日間の記事一覧

尾道に沈む夕日

水平線に日の入る瀬戸の讃岐より対岸尾道に住む人想ふ 雅舟

相撲川柳10 句

「ひいき力士」拍手し過ぎはちと困る 「同体取り直し」大方の客 大拍手 感情を外に見せない「相撲道」 異口同音「一日一番」口癖に 連敗を繰り返しては「休日」に 「勝ち越し」が全ての力士の目標値 負けてなお「怪我」を薬に立ち直る 卑怯なる手もあるけれ…

オリーブの花咲き初むれば

オリーブの花咲き初むれば 六十年前 島の教え子 幻に顕る 雅舟

浜大根・浜昼顔の咲く花稲浜辺

観音寺市大野原町花稲海岸 観光客呼び寄せるなど企まぬ花稲海岸 自然海岸 人一人訪れもせぬ古里の自然海岸 花大根に浜昼顔咲く いつまでも待っていたとて君の来ぬ海浜植物独り占めして 必ずしも清掃活動行き渡らぬ花稲の浜 自然海岸 隣接の有明の浜父母ヶ浜 …

文芸選評より10句選

▲ 聞きもらし(作者不明) ◎歩くほどわたしになっていくわたし はだしの子 親より先に挨拶す 裸足から黒靴下や本葬儀 休日の事務所一人の素足かな どこを見るともなく見たるはだしかな 清掃は裸足ウクレレコンサート フェミニズム説くドーファーの裸足かな う…

深夜便・ぼやき川柳(5月20日)入選10句

題「香り」 作者不明 ◎新緑の香る真中待ちぼうけ ・ぱたぱたとウナギの香りと負けへんで ・律儀にも今年も百合は満開で ・嗅覚の鋭い妻にいつもバレ ・なんとなく危険な匂いこのメール ・カモミールよりドクダミ茶匂う我 ・変わらない造花のような人だった …

5月20日誕生日の花と花言葉歌句

5月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)白根葵今日この花を話題とせむ 雅舟 【花】シラネアオイ(シラネアオイ科) 【花言葉】優美 【短歌】修験者が潔斎をせし崖ありてシラネアオイは今年も咲けり 鳥海昭子 「潔斎」とは…

雅歌仙(17)「さざ波に」の巻 雅澄雅博両吟 

雅歌仙(17)「さざ波に」の巻 雅澄雅博両吟 令和5年5月18日満尾 1 さざ波にメダカ帰るやミズバショウ 雅博 2 旅心湧き時鳥飛来 雅澄 3 麦の穂が色付く夕べ入りの鐘 博 4 雲行き怪し平和憲法 澄 5 ぬかるむも山越えてゆく蟻の群れ 博 6 月の砂漠を移民陸続 澄 …